西1ホール セ32a 1/31/2026
スペースこちらです! サークル名 くりこみ&イズミゲン
とつぜんですが 1/15/2026
2/8イベントでます。 でもごめんなさい、新刊はありません。 在庫もありません。 せめてペーパーくらいはつくりたい所存です。 そういえばスペースがどこなのかも知りません…わかったらお知らせします。
いいふうふの日(遅刻) 11/23/2024
「こーーしろー」 はっ、と意識を覚醒させると同時、光子郎は太一の手が自分の肩に触れるのを感じる。 「お、すぐ起きたな」 太一が喜色を湛えたのを見てほっとする。そして、今が何時か、どういうシチュエーションなのかを確認すべく脳を動かす。時刻は夕方、たしかとんでもなく疲れて、眠気に抗えず横になったのだ。 「いいもの買ってきたぞ」 「いいもの」 思わず復唱したその口が乾いている。太一に導かれるまま寝床から出て食卓へ向かうと、視界に"いいもの"が現れた。 「おでんですか」 「俺は今シーズン初めて。光子郎は?」 「僕も初めてかな」 「しっかり身体あっためよ、内側から。そんで、栄養も摂ろ」 「はい」 素直に頷いて大根に箸を入れ口に運ぶと、温度が低い。太一もすぐにあたためが足りないことに気づき、謝り倒しながら器を奪ってゆく。 かいがいしく世話を焼かれることに違和感を覚え、そしてそれは自分が太一にやるようなことなのだと思い至る。それから、太一からこうしてもてなされたことは初めてではないことも思い出した。 「太一さん」 「ん、んおっ」 「だいすきです」 「お、おお、いきなりどした」 「幸せがこみあげたんです」 にこりと笑って、電子レンジの加熱が終わるまでの30秒を口づけに費やした。
02ビギニングみました【微ネタバレ】 10/28/2023
さむい夜は落ち着く体温と落ち着く香りに包まれたいもの。太一はその夜、まさに求めるものにくるまれていた。しかし、気分は上がらない。 「気にしすぎですって」 光子郎があえて太一の顔を見ずにやさしく言ってくれるのだが、気分は鬱々としたままだ。自分を責める気持ちばかりが湧いてきていやになる。 「気にするだろ」 「あのときは余裕が無かったでしょう?」 「そんなの言い訳にしたくねえ」 「ヒカリさんは分かってくれてますよ」 「でもタケルには言ったんだ。俺が電話で怒ったって」 「んもう…何回言ってるんです。堂々巡りですよ」 太一を傷つけない程度に笑いを含ませて放たれた言葉に、いいかげん呆れのようなニュアンスがあるのを太一は感じ取る。光子郎にも嫌われるのかなあ、などと思ってしまうのは気持ちが沈んでいるからだ。 「タケルくんに言ったのは、それだけ太一さんが必要とされていたっていう説明もあったんじゃないですか」 「ないない」 「あんなに急に、太一さんが有名になるとは思いませんでしたもんね」 「……そっか」 何気なく光子郎が言った言葉が太一を納得に導く。 渦中にあって、既に学生社長として有名になっていた光子郎との経験の差を痛感したのだ。準備ひとつとっても気を抜けない、発言には本当に気をつけないといけない。そんなことは初めてだった。人生経験は無くともデジモンには詳しく、太一は必要とされたのだ。ほんのすこし前まで学生だったんだぞと言えるような立場では無かった。 「すごかったですよ、太一さん」 今度は光子郎が太一の顔を見ている。穴があくほど見つめられているのが分かる。 「惚れ直したなあ」 さっきの鬱々とした気分はどこへやら。太一は急激に熱を感じた。もう、さむくない。 「俺も」 太一は布団をかぶってから初めて、光子郎の顔を見た。 「光子郎のこと、惚れ直したよ」 「そうですか? 嬉しいです」 やっと落ち着いたというときに、心の平安も取り戻した。ゆっくりやさしく唇を重ねて、長い夜が始まる。
pixiv更新 6/26/2022
昨年発行の光太アンソロジーに寄稿した長いラスエボ軸の文章をpixivに載せました。 自分のサイトに載せてもいいんでしょうけど、こう、ちょっとでもね、数字があると嬉しいものなんですよ。。 よかったら見てやってください。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17850834
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